忍者ブログ
紅蜘蛛:http://紅蜘蛛.kanpoucom.com/ 威哥王:http://威哥王.kanpocom.com/ 巨人倍増:http://巨人倍増.kanpoudonya.com/
[94] [93] [92] [91] [90] [89] [88] [87] [86] [85] [84]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

はずだった。刺される寸前、思わず目を瞑った。すぐに少しの痛みがはしったが、激痛とまではいかなかった。levitra 薬

目を開けると、驚きの表状をしている咲の顔が映った。彼女の見つめる先、つまりはタガーナイフの刃先はほんの少しだけ俺の皮膚を切り裂いていた。
だが、それ以上は深く刺すことはなかった。いや、刺せないでいた。何故なら、タガーナイフはいくつもの手によって掴まれていたからだ。

その手は血のように真っ赤であり、裂けた皮膚から生えてきていた。

咲さんは一生懸命タガーナイフを抜こうとするが、まったく抜ける気配が無い。諦めたのか手を放し、後ろに飛んでいった。

すると、手がナイフを放した。ナイフは床に落ち、床には赤い点々ができる。手は傷口の中に戻っていった。
傷口は相変わらず痛みもあり、血も流れているので回復するわけではなさそうだ。

「・・・、咲姉、あれはゆー君の能力じゃないの?」
顔を真っ青にしていた風香が、ゆっくりと確認する様に声を出した。
「恐らくは、血を媒体とした能力、だと思われます。普通の時には、能力は発揮されていないので、傷を負った時に発動するようです。」
先ほどまでの威圧感は無く、今は落ち着いている様で、淡々と分析しながら喋っていく。

「お話し中、悪いんだが俺は殺されるのだろうか?」
俺の言葉に二人は振り返り、咲さんは申し訳なさそうにし、風香は心配して近寄ってきた。
「殺そうとして申し訳ないです。お許しください。」
咲さんが頭を下げてきた。
「気にしないで良いよ。すぐに具現化されなかったせいだし、元はといえばあんな能力にした俺にも非があるし・・・。」三鞭粒

「まあまあ、二人とも自分を責めないで。」
頭を下げあっているのを止めたのは意外にも風香だった。
それでも咲さんは頭を下げていたが、暫くすると、頭を上げ、
「先程の様子からまだ能力はコントロール出来ていないようです。なので其処を重点的に行って欲しいのです。」
それを言うと、武道場から立ち去ってしまった。

その後、能力をコントロールする修行を行い、ある程度コントロール出来るようにはなったが、相当時間を使い、日本支部の『ギルド』を出ていく日になった。
PR


忍者ブログ [PR]
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索