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「また、呼んでくれ」
アロイスはそう言い残し、力なく微笑んで部屋を後にした。一人残された 部屋の中でセシルは自己嫌悪に陥っていた。 父を泣かせる気などなかった。ただ、謝られたからその必要は無いと告げ たかっただけだ。 やっぱり、口にすべきでは無かったんだわ・・・。 セシルは己の身の内にある想いを誰にも話したことは無かった。それを 聞いた者が自分を憐れんで泣き、母や兄を悪く思うのは自分の本意では ないからだ。 それでも、身の内に巣食うそれはセシルを苛む。 時折、誰かに聞いてもらいたい衝動に駆られることがある。その衝動を セシルはいつも無理やり封じ込めていた。 久しぶりにアロイスに逢い、懐かしさからその封印が緩んだ。 セシルの言葉にアロイスは大きく目を見開き、そして、泣いた。 涙を見せぬよう必死に俯いて誤魔化していたが、震える肩がセシルに それを気付かせた。中絶薬 其れを見たセシルは激しく後悔したのだ。 PR |
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