年の瀬 市場にぎわい 唐戸

年の瀬を迎え、三体牛鞭下関市唐戸町の唐戸市場は３０日、正月用の食材を求める買い物客らでにぎわった。

　同市場の約１１０店舗ではこの日、新春の食卓を彩る鮮魚や数の子などが並んだ。早朝から、店員の「いらっしゃいませ」「いかがですか」などという威勢のいい声が飛び交い、詰めかけた市民らが熱心に品定めしていた。

　相田鮮魚（下関市豊北町）の店先には、天然のタイや、ブリなどがずらり。相田洋一社長（５８）は「縁起物の魚を買ってもらい、良い正月を迎えてほしい」と話していた。次男家族らと足を運んだ同市長府松小田北町の矢ヶ部一善さん（７６）は、地元で「フク」と呼ばれて縁起の良いとされるフグを買い、「みんなで味わいたい。来年がいい年になれば」と笑顔で言った。

　同市場は年内は３１日までで、三便宝年明けは１月５日から営業する。

創意工夫の「目」 日韓草の根交流 韓国の視覚障害教師らが宇都宮の小学校訪問

　宇都宮市中央本町の市立中央小学校に二十五日、視覚障害のある韓国の小中学校の教師ら四十人が訪れた。同じく視覚障害のある同校の南沢創（はじめ）教諭（４２）の授業に参加。目が不自由でも、児童たちとしっかり意思疎通できるよう工夫された進行に刺激を受け、日本の児童たちとの交流も楽しんだ。　（威哥王）

　一行は、日韓国交正常化五十周年記念事業で日本側に招かれ、二十四日に来日した。日本の全国視覚障害教師の会と、韓国視覚障害教師会の交流があるほか、南沢教諭が日本の会の副代表を務めている縁もあり、同校の訪問が実現した。

　南沢教諭は四年生二十一人に行った音楽の授業で、手に持っている楽器の種類で児童を特定して指示するという手法を披露。グループごとの活動では、リーダーにさまざまな指示をして児童たちをまとめてもらう方法で、授業をスムーズに展開した。その様子に、韓国の教師らは「生き生きとしている」「韓国でもまねしたい」と感心した。

　体育館では、全校児童二百四人が集まって交流集会を開催。児童たちが歌いながら踊ると、韓国の教師らも楽しそうに手拍子を合わせた。六年の樋口三響（みおと）君は「日韓は、それぞれの良さを認めて協力していきたい」などと歓迎の言葉を述べた。

　南沢教諭は「実際に会話をして交わることで、お互いに同じ悩みを抱えていたり、思いを共有できたりする部分が多かった。もっと活発に、草の根レベルで交流が広がっていけば」と期待。韓国視覚障害教師会のキム・ホンヨプ会長は「日韓に歴史の問題はあるが、民間での交流を深め、理解し合うことは大事だと考えている」アフリカ超人と話していた。

　一行は三十一日まで日本に滞在し、東日本大震災の被災地の岩手県も訪れる。

万葉線で地元の味満喫 県立大生が「おもてなし電車」

　県立大（射水市）女性用媚薬の学生が万葉線の車内を飾り付け、地元の味で乗客を楽しませる「おもてなし電車」が二十日、高岡駅－越ノ潟間を運行し、地元住民ら二十六人をクリスマスの雰囲気を演出した路面電車の旅でもてなした。

　万葉線の魅力を高めようと、同大機械システム工学科の小林一也准教授とゼミ生が三月に続いて企画した。サンタの帽子を身に着けた学生十二人が乗車。射水市にある道の駅カモンパーク新湊の白エビバーガー、高岡市の宮田のたいやきとクリスマスカラーの戸出ジェラートを振る舞った。クイズやビンゴもあり、学生がアルミやステンレスで製作した文鎮やペン立てをプレゼントした。

　将来的には定期的な運行も視野に入れ、北陸新幹線で訪れた観光客の再訪のきっかけとなるのを目指す。企画の中心となった二年岸康平さん（１９）は「食べ物や景色を楽しんで、たまには電車もいいなと思ってもらえたら」三便宝と乗客に語りかけていた。

５市町でも除染ごみ投棄を確認 環境省、再発防止呼び掛け

　東京電力福島三体牛鞭第１原発事故に伴う国直轄除染で作業員が使ったマスクや手袋が福島県内のコンビニに投棄されていた問題で、環境省は１５日までに、新たに県内５市町で同様の投棄を確認した。

　環境省は作業員のマナー向上を呼び掛ける啓発活動を１日に始めており、「引き続き再発防止の取り組みを進めていく」としている。

　新たに投棄が確認されたのは、福島、いわき両市と、川俣、浪江、広野の３町。環境省が１０月末から自治体担当者の聞き取り調査を進めていた。
女性用媚薬
三便宝
　環境省によると、川俣、浪江の２町は国直轄除染の対象地域になっており、他の３市町は作業員宿舎などがある。

「子や孫の世代へ戦争語り継ごう」 県戦没者遺族大会

　県戦没者遺族大会三体牛鞭が九日、水戸市の県民文化センターで開かれ、遺族らが戦没者の冥福と恒久平和を祈った。

　太平洋戦争の戦没者の遺族や、橋本昌知事ら行政関係者計約千二百人が出席。黙とうに続き、県遺族連合会の狩野安会長が「戦後生まれが人口の八割になり、戦争の記憶の風化は寂しい限り。高齢化で遺族会の環境は厳しいが、子や孫の世代にしっかり語り継ぎたい」と述べた。

　今年は戦後七十年の記念大会と位置付けられ、県内各地の遺族会役員ら二十二人に県知事感謝状が贈られた。孫やひ孫世代による遺族会の「青年部」女性用媚薬の組織拡充などを盛り込んだ宣言と決議を採択した。